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256.人の心を動かすもの

2025/07/03

先週、姉妹団体・一般社団法人ジャパンウェイ・リーダーシップ協会主催の
「第5回/知覧・鹿児島研修ツアー」が開催された。

今回は広島・兵庫・大阪・愛知より9人が参加。
初日は知覧特攻平和会館を中心に「在り方」の探求、
2日目は”西郷どん”こと「西郷隆盛(南洲翁)」のリーダーシップを史跡を巡り探求した。

どちらにも共通しているのは
「至誠」の生き方、在り方に触れることができる、
ということ。

平和会館に展示されている特攻で散華された沢山の方々の遺書を読むにつれ、

家族や愛するものとの別れをどんな思いで断ち切られたのか?
敵艦に突撃し自ら命を捨てるとはどれほどの勇気と覚悟が必要だったのか?

全ては愛する家族や故郷を守るため、と言葉では簡単に表現できるが、
その心中は、通い続けて今年で21年目となる今も到底「わかる」事は難しい。
いや、本人しかわからない事なのだろう。

しかし、後世の平和を願い、命を捧げられたご先祖のお陰で
今をなんとか平和に生きることができている我々は、
少しでもわかろうとすることが大切かと思い毎年通い続けている。

そして、西郷南洲翁。
幕末から明治維新をリードし、
さらには維新後の不安定な国の新体制への移行を推し進め、
やがては政府内での意見の対立から下野し、鹿児島で私学校を設立、
そして西南戦争で人生を終える。

敬天愛人の言葉が有名だが、その無私の在り方は、
戊辰戦争での庄内藩への対応や、廃藩置県等の難しい政策の実行推進、
さらには西郷が下野した時に政府高官を辞して西郷と共に鹿児島に戻ったリーダーたちの存在。
そして西南戦争の最後に、城山で西郷と共に死ぬ事を選択した者は300余名もいたという。

どちらも時代を超えて、沢山の人々の心を深く動かし続けている。
そこには本当の覚悟と人のため、があるように思う。

経営や仕事でも
「至誠」に近づけるようになりたい。
それが人間尊重経営の道ではなかろうか。

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