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218.コミュニケーションスキルを高める

2020/11/25

組織には信頼関係が大切なのは言うまでもありません。
その信頼関係に大きく影響するのがコミュニケーション。
そして、新入社員であろうが経営者であろうがコミュニケーションスキルは高いほうが良いですね。

コミュニケーションといっても様々な視点があって
例えば言語コミュニケーションと非言語コミュニケーションとに分けると
前者は文字通り、リアルやメールで言葉を使ってのコミュニケーションを指し、
後者は言葉に伴う表情や態度、声の抑揚、あるいは会話をしていない時の態度や行動も含まれます。
例えば日常的に感じることで
「あの人は威圧感があるな」とか「せっかちな人だな」とか。
「今日は落ち込んでいるな」とか「ノッているな」とか。

言語コミュニケーションに関してのスキルとしては、
伝える、助言する、質問する、話を聞く、、コーチングする等いろいろなものがありますが、
それら各スキルににはコツもありますし、さらには各スキルを支える共通スキル(メタスキル)もあります。

代表的なものとしては下記の4つです。

・「事実」を取り出すスキル
具体的な状態、プロセス、いつどこで誰が何をどのように等

・「抽象」化するスキル
概念化したり、全体的の把握したり、また物事の関連性や意味・意義・目的を考える等

・「論理」的スキル
筋道が通っているか、論理的か、また構造化する視点

・「感情」を汲み取るスキル
好き嫌いや快・不快、感情面の視点

上記4つを自由に使いこなす、
つまり具体的に、抽象的に、論理的に、感情に配慮して
「話す、伝える、聴く、質問する」ことは
相手に話を伝えるときや必要な情報を取り出すときに大変効果的です。

しかしながら、一般的には人は上記4つのどれかに偏りがちで、
あまりにもその偏りは本人にとっては当たり前(自然)過ぎて、
自らの偏りに気づくことが難しく、その結果
偏りの違う人とのコミュニケーションにおいては相当違和感がある、理解が難しい、
あるいは伝わらないことが往々にしてあります。

一例ではありますが、
事実偏重の人は抽象的な言葉、例えば自社の理念を理解しづらかったり、
逆に概念偏重の人は、具体的な表現、いつどこで誰がどのように何をしたかの等の
多くの事実情報が抜け落ちていたり、
論理偏重の人は感情を伝えるのが苦手だったり、
感情優先の人は、論理的に話すことが苦手だったり。

事実・抽象・論理・感情。
必要な時に適切に使えるように訓練する事が「伝わりやすいコミュニケーション」を生み出し
さらには物事の認識をその4つで行えるようになる大きなポイントの1つと言えます。

皆さんは偏っていませんか?偏っているならどれに偏っている?

さてこの文章は上記4つのどれに偏りがあるでしょうか?

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