人活工房

TOP > ブログ > 140.職場に使命と覚悟をもって臨むこと

140.職場に使命と覚悟をもって臨むこと

2016/09/16

昨日、お世話になっている同志からお誘いがあり、
ベストセラー『キリンビール高知支店の奇跡』の著者・田村さんと
3人でランチをご一緒させて頂く機会に恵まれました。

田村さんはキリンビールの元副社長で、20年前に高知支店長に赴任され、
当事、全国でも売上が最低迷していた高知でアサヒを逆転、
その後四国・全国と反転攻勢を仕掛けられ、ついに2010年アサヒを抜き、
キリンがトップシェアを奪還した時のまさに立役者です。

その、最初の戦いが始まった高知支店の頃のお話。

職場の壁にとある『詩』を貼っていたそうです。

(高杉晋作が奇兵隊で幕府軍に突入する時に詠んだ詩)
馬上偶成

険に臨(のぞ)み危に臨(のぞ)み 豈(あに)衆を恃(たの)まんや

単身(たんしん)孤馬(こば)  乱丸(らんがん)の中(うち)

沙辺(さへん)甲(かぶと)を枕にす 腥風(せいふう)の夕(ゆうべ)

幽夢悠悠として 海東(かいとう)に到る

(危険な戦いも他人をあてにするようでは駄目だ
自ら1人先頭に立って乱れ飛ぶ弾丸の中に真っ先に突入する
なまぐさい風の吹く夕べ、砂浜で兜を枕にまどろんでいると
幕府を倒す夢を見た)

といった訳でしょうか。

こんな気持ちになるまでには、
何カ月もかけて、自分が人生をかけて働く意味、
そしてその事を胸に、職場で使命と覚悟をもって
徹底的に部下と話されたそうです。

職場に使命と覚悟の魂を吹き込む。
組織はトップの肚で決まる。

そんな事を再確認させて頂きました。

20160916photo

ブログをご覧いただいてご質問・ご相談がある方は下記フォームにご記入ください。

  • 【承諾確認】
    入力内容の確認画面は表示されません。お間違えがないかもう一度ご確認のうえ、問題なければ【承諾確認】をチェックしてください。