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196.成長に必要な概念化能力

2019/09/09

経験や物事から、法則や教訓を導き出す力を概念化能力といいます。
管理職に特に必要な「コンセプチュアルスキル」とも言われ、自分の経験はもとより他人の経験からも学び、
自分や部下の成長につなげる大切な能力と言われています。
この能力ですが、言葉は難しく聞こえますが日常的に鍛えることができます。

例えば先日、とても人気で観てみたいお芝居のチケットを人に譲って自分は入れない状況がありました。
当日のエスコートと遅刻する人の分の席取りの為、劇場まで同伴し、役目が終わってから入り口付近で記念にとポスター前で写真を撮っていました。
すると運営スタッフの1人から「もう帰られるのですか?」と尋ねられたので、事情を話したところ、
すぐに当日券売り場のスタッフと話をして戻ってきて「パイプ椅子での観劇になりますが、宜しければ当日券で入れます」と私に伝えてくれました。
お陰でその日、幸運にもお芝居を観ることができました。

ああ、親切な人がいるものだな。なんて幸運な日なんだろか。
そんな気持ちに包まれながらの帰り道で、「なぜ自分はこんなに嬉しかったのだろうか?」と自問しました。

ささやかではあっても、多くの人がそこまでしない親切、真心、思いやりに出会えた時に人は感動する。
誠実さが人を感動させる。

体験を振り返り、そこから何かしらの気づきを取り出す。そして教訓や自論として抽象化し、自分のこれからの行動や計画に活かす。

これが概念化能力であり、その活かし方です。

日常を振り返る事で、様々な事に心動かされる瞬間があります。自分の経験のみならず、
他者の経験、それは小説を読んだりテレビドラマや歴史の物語に触れた時にもあります。
感動だけでなく、怒りや嘆きもあり、多くの人は、楽しかった、感動した、腹が立った、で経験として終わってしまいます。
しかし、それらを概念化し、自分の行動に取り込む事で積極的な成長に繋げる事ができます。
時に反面教師にして、自らの振る舞いを見直し別の振る舞いをする時も。

このように、日々立ち止まり、振り返り、経験や見聞をだだの感想で終わらせずに、気づいた事を教訓として概念化し、
振る舞いを変え続ける事が、仕事だけでなく人生において、成長を促進させる大切な学習となります。