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136.個人戦もチームで戦うオリンピック

2016/08/17

リオオリンピックでメダルラッシュに沸く日本チーム。

今年のオリンピックを観ていて、いつも以上に『個人戦と団体戦両方ある競技』の選手が目立って活躍しているように感じたのは職業柄でしょうか。
バレーボールやサッカー、ラグビー等は団体戦だけですが、水泳や体操、卓球等は個人戦と団体戦両方あります。

日本競泳のメダル獲得は萩野・瀬戸選手のダブルメダル獲得から始まりました。
勢いづくチーム・トビウオジャパン。
テレビを観ていて、個人にしろ団体にしろ競技中の他の選手を一生懸命応援しているのが印象的でしたが、2000年以降日本の競泳が強くなったのは、チーム制を導入してからだそうです。

水泳は戦前は世界トップのレベルでしたが、1970年代からメダルを取れず低迷し、ついに96年のアトランタではゼロ。

実力はあるのに五輪で成績を残せない。原因分析をし出した結論は
“チームで戦わず個人で戦っていたのが敗因”

97年以降、チーム作り・チーム制強化策を取り入れ、早速2000年のシドニーでメダルを4個、2004年のアテネ8個、前回のロンドンでは過去最高の11個獲得しました。

それまでは選手個人毎にコーチが指導、スイミングクラブ毎に派閥ができ、1人で戦う選手達は孤独とプレッシャーに押しつぶされ実力を発揮できなかったようですが、
今は個人や競技の垣根を越えてオープンマインドで情報交換、応援し合い、他の選手の勝ちを心から願い喜ぶチームになっているようです。

そしてその成功や雰囲気が、体操や卓球など他の競技にも伝播し、仲間とともに勝つ、自分以外の選手を思いやる、支え合い励まし合う、
そんな日本らしい、清々しい姿を多く見られることは、
メダル獲得以上に私たちの心に大切な事を伝えてくれていますね。

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