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131.スターより、全体の調和

2016/07/15

昨日、月に一度学びに通っている講義の中で、松下幸之助翁の人生に触れる機会を得ました。

その中の幾つかの印象的なトピックスの中に、

パナソニック迎賓館として年間100組しか訪れることのできない
京都・南禅寺隣の真々庵のお話がありました。

ここは松下翁がその哲学を探求する場所としてこだわりぬいた美しい庭園が広がり、特別な人しか入れないとのこと。
講師の林先生は2度もお庭を観られた事があるそうです。

松下翁が石の配置、木々の植え方など庭師に指示、徹底的にこだわり造られ、観る者をしてその美しさに感嘆させられるお庭だそうです。

松下翁は、庭を造るときに、特にこだわられた事として、スターになる石や木は入れずに、全体の調和を重視して造られた。
その結果、樹木や庭石が見事に互いを生かし合っている様がそこにはあるそうです。

そしてこの庭で、大宇宙と対話、「根源様」を拝みながら

人間も同じ、

この世に不要な人はいない、

人も組み合わせや互いを生かし合う事が大切である。

結論として
『誠に人間は崇高にして偉大な存在である』との境地に至られたというお話でした。

仕事がら、人を活かすことをテーマにしている私としては、わが意を得たり、と思いつつ、

多くの組織の管理職の方々が、部下を理解できない、
どうしたらやる気・本気を引き出せるかわからないという声に応え
さらなる人を活かす難しさと向き合い、そのための探求と実践に責任を取り続ける決意を新たにさせて頂きました。

いつか真々庵を観ることのできる資格を有せるくらい、さらなる世の中への貢献を同時に誓って。

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