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103.チームコーチングと研修

2015/12/24

チームコーチングは研修ではありません。

 

研修と違う点は

・研修では階層別など、普段一緒には働いていない者が集まり学習するが、チームコーチングの参加者はその職場で普段働いている者同士の実務単位で行われる

・扱う内容は、まさにそのチームの目的や創りたい成果、アプローチなどを明らかにして、話し合い決定し行動する支援を行う

さらには、その体験から学ぶ支援を行います。

 

チームコーチングを導入した多くの組織は、長年解決できなかった下記のような課題が短期間で変化していきます。

・心から納得して共通の目的・目標を一致させれない

・個人や自部署にしか関心がなく、全体に目が向かない

・バラバラに動き、みんなで納得いくまで話し合い決め行動し責任をとらない

 

その変化のスピードにチームコーチング参加者は随分驚かれることが多いですが、

それで組織が完璧になるわけではなく、やっと最大の力を出せるリーダーチームの形が整い始めたばかりというレベルで、

むしろ全社的に取り組むべき、様々な諸問題がさらにはっきりし、打ち手が必要となってきます。

 

チームコーチングの現場に入り、管理職の方々と話をしていて強く感じることがあります。

それは、多くの企業や組織で、管理職の方々のリーダーシップ開発が充分に行われていないことです。

いかに部下のやる気を引き出すか、自発的に成果を追いかけ問題解決する考え方や姿勢を部下の中に育むことができるかは、

まさに管理職に求められることです。

 

リーダーシップに必要な在り方はもちろん、コーチング力やプレゼン力、承認力やフィードバック力など、

すぐに身につくわけではなく、多くの学びと実践を通しての探求が必要であり、

そのサポートを企業がするかしないかで、人を活かす経営が実現するかの分岐点となることでしょう。

 

拙著でもリーダーシップや在り方について触れていますので、ぜひご参考にしてください。

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